香港には建物の設計時に風水を重んじる文化があります。
中でも、香港上海銀行ビルは風水を多く取り入れている建物として有名です。
香港上海銀行ビルのグランドフロアは吹きぬけになっており、香港島の中で一番高い山で世界三大夜景にも選ばれている「ビクトリアピーク」からの龍脈をさえぎらないようにしてるそうです。
エスカレーターは龍の口を表し、龍脈の良い気を取り込むように「8(ハチ)」の字に設置され、銀行の前には二頭の大きな獅子(シーサー)が置かれています。
すごい拘りです!
そして、もう一つ風水で有名な建物が中国銀行タワー。
香港上海銀行ビルがこの中国銀行の隣に建設されたしたことにより、二つの銀行が「風水戦争」を起こし、世界的にも有名になりました!
なぜなら。
1985年、香港上海銀行ビル(右側)完成。
香港上海銀行ビルに見下ろされる形となってしまった中国銀行は1990年、新たに中国銀行タワー(左側)を完成させました。
この中国銀行タワーは香港上海銀行ビルに向けて鋭角な三角形を向ける形でデザイン。
その影響か中国銀行タワーが完成してまもなく、香港上海銀行の業績が悪化したとか?
焦った香港上海銀行はその対策として、悪い氣を打ち返すため、屋上に大砲に見立てたクレーンを中国銀行に向けて建築しました。
実際、その翌年に業績が回復したそうです。
ん〜すごい話。。。
右側の香港上海銀行ビルは香港の運気アップのパワースポットとも言われていますので、ご旅行でお出かけの際はぜひお立ち寄りください!